利用申請の手引き
- 4.先行審査による仮利用について
- 5.申請方法 (申請書ダウンロード)
- 6.グループ申請について
1.はじめに
情報基盤センターでは、2009年8月3日から行ってきたスーパーコンピュータ・システム(RICC : RIKEN Integrated Cluster of Clusters)のテスト運用を終了し、2009年10月1日よりRICCの本運用を開始いたします。RICCは、これまで運用を行なってきたRSCC(RIKEN Super Combined Cluster)に比べて演算性能、ストレージ性能などを増強しています。さらに、今後増えると予想される大規模並列アプリケーションの開発や、科学計算でトレンドになりつつあるGPGPUアクセラレータの利用を可能としています。
理研のスーパーコンピュータ・システムの利用に対しては、利用料金を徴収することはしておりません。これは理化学研究所の研究者にできるだけ制約のない良好な計算環境を提供し、より良い研究成果を出してもらいたいという狙いで行われていることです。しかしながら、このような計算機環境を維持するためには、年間8億円以上の経費がかかっております。計算機を共同で利用するということは、計算に必要な研究費を計算機利用者で分配していることになります。情報基盤センターでは、計算機資源を適正に配分するために、事前に審査を実施することにしています。
審査では、それぞれの研究課題に必要な計算機使用量(演算時間)を見積もって頂き、その演算時間(費用)に見合う研究内容であるかどうかを評価することにしています。なお、全システム演算資源の1%未満の利用に関する審査は情報基盤センター長が随時実施し、1%を超える利用に関する審査はスーパー・コンピュータ課題審査委員会が年4回実施します。 課題審査委員会の委員は理化学研究所の幅広い研究分野をカバーするように選ばれています。審査は全委員で実施しますので、専門外の委員にも理解できるように記述してください。
この主旨をご理解頂き、必要な演算時間の見積もりを行なっていただき、適切な審査ができるようご協力いただければ幸いです。なお、利用申請の前に「スーパーコンピュータ・システム利用規程」を必ずご一読ください。
2. 利用報告及び研究成果について
RICCの利用報告と得られた研究成果に関しては、「スーパーコンピュータ利用規程」に記載されています。以下に抜粋いたしますので必ず守ってください。規程に則らない利用に関しては、利用の取り消しを行う場合や、それ以降の申請の審査に影響いたします。
6. 利用報告
本システム利用者は、必ず課題毎に利用報告書を提出する事。提出時期は、年度末または利用終了時とする。提出がない場合、次年度以降の申請及び継続利用は認めない。利用報告書には、本システムを利用して行なった計算・研究の内容、得られた知見、考察などを記載し、「研究成果リスト」と「論文別刷など」を添付する。7. 研究成果発表の際の注意事項
本システムを使った研究内容を発表する場合には、必ず本システムを用いたという記載をすること。ただし、記載が困難な事情がある場合には、その旨利用報告書の中に記載すること。 本システムを使った研究成果を発表する際は、必ず所属に理研と記載すること。
3. 利用区分と課題審査について
RICCでは、占有利用、特別利用、一般利用、簡易利用の4つの利用区分があります。利用区分によって利用可能な演算資源(core時間)が異なります。研究課題毎に適切な利用区分で申請してください。申請課題は以下に述べる課題審査で審査されます。
(1) 占有利用
- システムを1年以内で年度末まで占有して利用。
- 「利用申請書」には占有利用する必要性を記載してください。
- 利用者はCPU使用率を高く維持するよう努める義務があります。
- 稼働率が低くなると予想された場合、占有利用の利用者(グループ申請の場合は代表者)は情報基盤センターにその旨をあらかじめ連絡する義務があります。また一定の稼働率に達しない場合は他の課題のジョブを割り振ることがあります。
- 課題審査は「スーパー・コンピュータ課題審査委員会」で行います。委員会は年4回(3月、6月、9月、12月)開催されます。
(2) 特別利用
- CPU資源を予約し週末(処理経過時間で60時間)に優先利用。
- 「利用申請書」には特別利用する必要性を記載してください。
- 予約可能なCPU資源は次の通りとし、利用申請時に選択してください。
- 超並列PCクラスタ
- 8000cores以上8120coresまで (最大4週末)または4000cores (最大8週末)
- 多目的PCクラスタ
- 800cores (最大4週末)または400cores (最大8週末)
※GPGPUアクセラレータの利用が前提 - MDGRAPE-3クラスタ
- 256cores (最大4週末)または128cores (最大8週末)
※MDGRAPE-3の利用が前提
- 利用者は利用率を高く保つよう努めて下さい。利用率が著しく低い場合には、その理由を説明していただきます。
- 課題審査は「スーパー・コンピュータ課題審査委員会」で行います。委員会は年4回(3月、6月、9月、12月)開催されます。
(3) 一般利用
- 全システム演算資源の1%以上の演算時間を利用。
- 「利用申請書」には利用期間(3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月から選択)と演算時間を記載してください。
- 全システム演算資源とは【全core数×当該年度内で本システムが提供可能な時間】とし、GPGPUアクセラレータ、MDGRAPE-3の演算資源は含めません。
- 演算時間とは、全てのジョブに対して【利用core数×処理経過時間】を計算し、合計した値とします。
- 課題審査は「スーパー・コンピュータ課題審査委員会」で行います。委員会は年4回(3月、6月、9月、12月)開催されます。
- 一般利用で申請し許可された演算時間が不足した場合、再度一般利用への申請をして課題審査委員会での審査を受けてください。
- 一般利用で申請し許可された演算時間を使い終わり、同一課題で簡易利用へ申請することは出来ませんので注意してください。
(4) 簡易利用
- 全システム演算資源の1%未満の演算時間を利用。
- 期間は1年以内で年度末までとします。
- 課題毎の利用演算資源が累積で1%を超える場合には、新たなジョブは受け付けません。
- 課題審査は情報基盤センター長が随時実施します。
- 初めてRICCを利用される場合は、簡易利用で必要な演算資源を見積もってください。
- 必要な演算資源が全演算資源の1%以上と判明した場合、改めて一般利用の申請をして課題審査委員会での審査を受けてください。
4. 先行審査による仮利用について
利用開始が次の審査まで待てない課題については、具体的な理由を「利用申請書」に添えて提出してください。情報基盤センター長と課題審査委員会委員長による先行審査により、次の課題審査までの仮利用の可否を決定します。
5. 申請方法
申請時には「利用申請書」と「参考論文」を提出していただきます。「利用申請書」には複数の様式がありますが、下記を参照して下さい。
- 様式Aは、全申請者(グループ利用の場合、全メンバー)が必ず提出してください。
- 様式Bは、「占有利用」「特別利用」「一般利用」へ申請する場合に提出してください。
- 様式Cは、グループ利用の申請時に、グループの代表者が提出してください。
理研スーパーコンピュータ・システム 利用申請書 ダウンロード (Microsoft Word)
「利用申請書」はWordファイルとして、「参考論文」はPDF等として下記アドレスまでお送り下さい。
電子メールアドレス:
ただし、「参考論文」で電子媒体での提出が不可能な場合は、「利用申請書」の提出後、「参考論文」を、直接下記までお持ちいただくか、下記送付先まで所内便もしくは郵便にてお送り下さい。
受付場所、所内便での提出先
独立行政法人理化学研究所 和光本所
情報基盤棟2F 情報基盤センター受付
なお、横浜研究所に所属の方は、下記まで提出してください。
独立行政法人理化学研究所 横浜研究所
情報基盤センター・横浜チーム
スーパー・コンピュータ利用申請受付係り
郵便での提出先
351-0198 埼玉県和光市広沢2-1
独立行政法人理化学研究所・情報基盤センター
スーパー・コンピュータ利用申請受付係り
(「RICC申請関係書類 在中」と朱記のこと)
◆プログラム作成やチューニング作業等を外部に委託する場合、契約請負者である外注業社が直接RICCを用いて作業を行う事が想定されます。この場合、契約元の所属長(主任研究員やチームリーダ以上の管理者)が利用申請及び利用報告を行ってください。利用申請時の提出すべき書類と提出方法は以下の通りです。
- 既存のグループ利用への追加申請時には、様式A-外部1, 様式A-外部2 を提出してください
- 新規の利用申請時には 様式A-外部1, 様式A-外部2 に加えて、利用区分によって必要な申請書の様式(B,C)を提出してください
提出方法 : Wordファイルとして、
までお送り下さい。
様式A-外部1 のみ捺印が必要なため印刷物をセンターまでお送りください。
書類の送付先
独立行政法人理化学研究所 和光本所
情報基盤棟2F 情報基盤センター受付
なお、委託契約における外部業社の利用に関しては、RICC向けプログラム作成や性能測定/チューニング等の作業のみでの利用に限ります。また、委託元の所属長(主任研究員やチームリーダー以上の管理者)が責任を持って、利用申請および利用報告を行っていただきます。
報告書が提出されない場合など規程に則らない利用に関しては、利用の取り消しを行う場合や、それ以降の申請の審査に影響いたしますので、ご注意ください。
6. グループ申請について
RICCの利用申請では一つの課題に対して複数人のグループで申請することも可能です。
- 「利用申請書」の様式Aは各メンバーが記載し、代表者がまとめて提出して下さい。
- 「利用申請書」の様式Bはグループ全体として代表者が提出して下さい。
- 特に、各メンバーの研究分担などを分かりやすく記入してください。ただし、簡易利用の場合は様式Bの提出は必要ありません。
- 「利用申請書」の様式C(メンバーのリスト)をあわせて提出してください。
- 利用演算時間のカウントはグループ単位で行います。
- メンバーの変更・追加がある場合は、代表者が連絡してください。